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原状回復工事は賃貸借契約上必要な工事!具体的に解説!

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そもそも何のために行うの?

原状回復工事は、賃貸借契約が終了した時に、原則入居時の状態に戻すことを目的としています。何のためと言えば、もちろん、次の賃貸借契約に支障が出ないようにするためのもの。個人であっても店舗などのテナントやオフィスであっても、基本的に原状回復の義務は変わらず、規模がそれぞれ異なるだけです。マンションやアパートなどで大家と住んでいた人とが揉めやすいのは、どこまでが借主負担でどこからが貸主負担なのかという費用区分です。国土交通省のガイドラインでは、経年劣化や通常生活での傷みは貸主負担とすべきとされていますが、どこまでが通常なのかも曖昧ですよね。生活の中で家の管理や手入れを怠ったことで汚れやカビが生じた場合は、借主に責任があるとされています。それでも、クロスや畳を替えたり、水回りを消毒したりするなどといった専門業者が行うレベルまでは、借主は行う必要はないというのが一般的な見解です。

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入居率を上げて資産価値の低下を防ぐ

大家側にすれば、賃貸物件は大切な自分の資産です。汚れたままでは次の賃貸借契約にも支障が出ますし、出来るだけ元の状態に原状回復工事を行いたいと考えるのは当然ですよね。ただ、本当に入居率を上げることを考えるなら、元の状態に戻すことだけが正解かどうかは、一度考えてみる必要があるかもしれません。というのも、トータルの契約期間にもよりますが、一つの賃貸借契約が完全に終わる頃には、時代が大きく変わっている可能性が高いからです。周りには、最新の設備を備えた新築物件がひしめいているかもしれません。そんな中、本当にすっかり元に戻すだけが果たして正しい選択なのでしょうか。特に築が古い物件であれば、すでにユーザーの心を掴める状態ではないかもしれません。いずれにしても工事を行う必要があるのであれば、それを機にリノベーションを考えたほうが、資産価値の低下を防ぐことが出来るかもしれません。